大して売れなかったけど、ハリウッドザコシショウって完全にヒップホップだと思うの。
あれを爆笑出来た人と出来なかった人が思いっきり分かれたのは概念としてのサンプリングが意識的であれ無意識的であれ飲み込めてる人とそうでないかの差じゃないかな。
バナナマン日村の「子供の頃の貴花田の真似」が最終的にモンスターバージョンになっていったけど、あれのさらにビットレートが落ちたヤツなの、ザコシは。
貴花田44KHz 16bitを
日村は32KHz12bitでサンプリングして
エフェクターかけて鳴らしたんだ。
で
ザコシは色んなもんを
12KHzから24KHz、2から8bitぐらいでやってる。
粗いんだビットレートが。
そんでエフェクターも安いやつだから音が粗いんだよね。
ロービットの面白みつーかね。
たぶんサンプラーで言うとZOOMのST-224あたり。
使い方によっちゃ結構面白いよ。
クリカンのルパンなんかは
44.1KHz16bitのまんま使いなわけだけど
元ネタはもう尽きてる(山田康雄が死んでる)から
たとえそのアーカイブが膨大でも、サンプリングである限り、山田康雄を超えることは有り得ない。
サンプラーというよりオープンリールからDATに落として鳴らしてるみたいなかんじ。
元はファットだったんだけど、いまはちょっとカタいみたいな。
それでも相当凄いんだけどさ。
そうやって考えるとモノマネ芸人は、サンプラーつかってるし、次々にいろんなネタを繋ぐから非常にDJ的でもあり、ヒップホップ要素満載だね。
うまい人は抜いてくるネタもいいし、いい針使ってるし、ケーブルもたぶんオヤイデとかモンスターだし、エフェクターの使い方とか絶妙だもんね。
コロッケとかエフェクトの魔術師みたいだもん。
サンプラーはYAMAHAのA3000とかA5000で、ほとんどシンセにちかい。あらゆるエフェクターを使い分けてる、ちょっと掛けすぎてる気もするけど。
SP303も持ってて秘密のコンプで仕上げるから、笑えるし泣ける。
ミラクルひかるもエフェクト掛けるタイミングがうまい。
そしてビットレートが高い。 たぶん最新のやつ使ってるね。
パソコンと一緒に使うやつ。ハードウェアもよく出来てる。
MACHINE MK2とか。
ホリとか原口あきまさはね、KORGのELECTRIBEを使ってるね。
独特の味があるね。一時代築いたよね。
一筋縄じゃいかないぜ?まだまだ面白い音鳴るよ?みたいな。
コージー冨田はAKAIのS3000とかで、ちょっと今さら引っ張り出して鳴らすのは面倒臭い。みたいな感じ。ただ音は結構いいんだよな。でも、SCSIって言われてもねぇ。今日日、秋葉原でもそうそう売ってないよ。みたいな。
関根勤はマニアックなネタを掘ってくるのがうまいGreat of digging
サンプラーはMPC60とかで、ひさびさに鳴らすと結構いいね。みたいな。あと気軽に鳴らせるようにSP202も持ち歩いてるよ。みたいな。
清水ミチコなんかは、かなり黒いし、それでいてMC要素も強い。
サンプラーいろいろもってるんだけど
桃井かおりはよくメンテナスしてあるSP1200に入れてあってやっぱ太い。
矢野顕子はE-MUにも入れてあったし、そのあとMPC3000とか、割と高級機種の4000とかにも入れて、大事に鳴らす感じ。
松任谷由実はMPC1000かな。ちょっとパッドの効きが悪くなってる気がする。
荒井由実時代の曲を真似するのに松任谷由実時代の雰囲気で歌うから違和感あるんだよね。
田中真紀子はMPC2000XLだけど、もうフロッピー売ってねーしなー。何?MO?CF?って感じ。
あたらしいのはSP404とかで鳴らしてて、サンプリングレートもエフェクトもバラバラなんだけど、わりとワンショットというか、飛び道具的に使うのが多いね。
それでもやっぱ抜いてくるネタがいいから
「102030!」とか。
笑っちゃうの。
ただ、やばいのはね、松村邦洋。
使ってるのが意外にもソフトサンプラーで
もうデータ量が半端じゃないわけ。
サンプルの長さも長くてね。
ただ、入れてるMacがOS9のわりと古いやつで、ガタきてるから一回鳴らすとしばらく鳴りっぱなしになっちゃったりすんだよ。
あと、たまにフリーズして再起動しないといけなかったりしてね。
大事に使って行ってほしい。
あとひょっとしたらYAMAHAのSU700みたいなのも持ってるかも。
すげー面白い音鳴るんだけど、たまにボタンの効きがおかしくなるんだ。
さてさて
門外漢のくせにヒップホップとかいっぱい言っちゃったけど
ジャンルじゃなくてもっと広義の概念としての。です。
あと、サンプラーもそんな詳しくないです。
見当違いなこと言ってたら、さーせん。
余談
福田彩乃とかみかんも例えたかった。忘れた。