Twitterを開くと、サブカル蛇おじさんと揶揄される方が孤軍奮闘している。
よく言われてるように、オタクvsサブカルという構図は、たしかに実際にはあんまり存在しないと思う。かと言って同じでもない。
個人的に、自分がどっちか?っていう心の中で線引きしようとする気持ちがそれを生むような気がする。
ものごとへの態度というか、ハマり方が違う気がする。1人のひとの中に、文化的には共存しうるけど、文化への取り組み方でひょっとしたら分けられるのかなという気がする。
うーん。。。
書いていけば、結論が出るかな?
90年代秋葉原にゲームやオーディオ機器、パソコンのパーツなんかを買いに行きはじめた。
人が見れば僕が歩いてたのはオタクっぽい道なのかもしれないけど、アニメ美少女アイドルにはほぼ興味を持った事がなかったから自分は違うと思ってた。
だって物理的に行く店が違うんだ。
当時はまだメイドを見かけなかったし、アニメ関連の店も今ほどなく、それにアイドルはたぶん秋葉原にいなかった(そこを担ってたのは声優さんなのかなと思うけど、秋葉原という現場にいたわけじゃない気がする。劇場なんてなかったし。コスプレしてるひととかもあんま見なかったよ。)、とにかく今ほど、秋葉原イコールオタクじゃなかったと思う。たしかに存在はしていたけど、ビルの上の方だから見えなかった。
2000年代に入り、オタクの友人が出来て、一緒に秋葉原へ行くと、自分が全然知らない店に付いていくことになった(増えつつもあった)。
それはそれでそーゆー世界があるんだなぁって思ったけど、その気づきは同時に自分が世間一般に言われるオタクではないことを浮き彫りにした。本物に会うと決定的に違うことがよくわかる。
その後だんだんとオタクは群れ、オタク文化は大衆に溶け込んでいったけど、そもそもサブカルは大衆からあぶれゆく人が楽しむ密やかなものだろう。実はジャンルじゃなくて、あぶれる現象や、横道にそれる行為がサブカルなんじゃないかな?
繰り返すようだけど
オタクが好きな文化は大きな枠で見るとそんなに種類がないから、ポップ化、メジャー化しやすかっただけで、サブカルは範囲が多岐にわたるというか、メジャーな視点とは別の視点を持つということが、サブということなんじゃないかと思うので、どうしたってメジャー化しようがないんじゃないかなぁと。
オタクはマイノリティからマジョリティになったけど、サブカルはマジョリティの中から抜け出すこと自体を指す。概念の次元が違うのに、比べるからややこしくなる。
サブカル=サブカルチャーではないとして、
アニメアイドルプロレスはオタク属性なのに、サブカルに入れられてる。誰が言い出したんだ?
というような文面を見た。
誰なんだろうね。
ひとまずの結論
オタクは文化であり、それ自体ジャンルたりえるが、サブカルは行為であり、ジャンルにはなり得ない。だから掴みどころがない。
あくまで個人の意見です。

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両方持ってるけど、クリック数、購入者数にある意味答えが表れてる気がするね。